初戦をコールド勝ちし、公式戦初勝利を挙げた横浜港南ボーイズ。2回戦の相手は強豪、相模ボーイズです。初戦勝利の勢いそのままに勝利を掴むことができるのか?10/23午前9時、通信隊Gにてプレイボールです。

試合は両チーム投手が立ち上がりこそランナーを溜めるも無失点、3回までゼロ行進となり投手戦の様相を呈します。しかし、相手は百戦錬磨の強豪です。4回裏、横浜港南投手はコントロールの乱れを冷静に見極められ3与四球、二死満塁から内野安打にエラーが絡んで2点の先制を許します。

早い回に点差を詰めたい横浜港南は、5回に先頭打者をエラーで、6回には二死からヒットでランナーを出しますが、ともに後続が打ち取られ追撃態勢ならず。重たい空気が流れる時間が続いていきます。

このまま強豪チームに押し切られると思われた最終7回、この回の先頭、6番打者の二塁打がチームに火を付けます。一死後、相手外野手のエラーで待望の1点をもぎ取ると、安打と死球で満塁のチャンスを作り粘りを見せます。すると二死後、3番打者の飛球を相手外野手が捕球しきれず2者が一気に生還!3-2と逆転に成功し、横浜港南は一気に勝利へと近づきます。勝利の女神はどちらに微笑むのか!?

緊迫した雰囲気に支配された7回裏、この回よりリリーフの投手が先頭打者に四球を与えると、一死二塁からの四球で投手交代、必死の継投で最後の守備に臨みます。ここで相手4番打者をレフトフライに打ち取り勝利まであと一歩!5番打者をむかえると、相手チームの執念の作戦は意表を突くダブルスチール。三塁への送球が悪送球となる間に二塁走者が生還し同点、さらにバックアップした外野手から内野への返球が乱れ、一塁走者も一気に生還、3-4x、逆転サヨナラの結末となりました。

最後の場面は時間にして30秒ほどの短い時間でしょうか。しかし、勝負を決するには充分な時間だっということには違いありません。悔やんでも取り返すことの出来ない時間ですが、選手たちにとって貴重な体験をした、かけがえのない時間でもあります。しかし、まだまだここから!負けの中からも価値(かち)を見出し、そして勝ち(かち)に繋げていく。それが出来て初めて「貴重な体験をした」と言えるのではないでしょうか。真価を問われるのは敗戦の後!これからが本当の君たちを見せていく時だ。前進あるのみ!がんばれ!横浜港南ボーイズ!!

※相模ボーイズさんの大会でのご健闘をお祈りいたします。良い試合を、ありがとうございました。